2007年2月にやっと離婚が成立して、その翌月である3月1日のフライトでシドニーに飛んできてかれこれ15年。

その時はもう結婚はいっか。。。めんどくさいしな。。って思ってたけど、その年の9月くらいには今の旦那に出会い結果として結婚した笑

人生なんて分からないものよ！！どこで誰とどんな風に出会うかなんて。。

だって旦那と出会った時にこの人と結婚すると思わなかったし、何か運命感じたわけでもない。なんなら旦那と私の初めて会った場所の記憶が全く違うし。これもどうなの？！って話だけどね笑　もっと言ったら、プロポーズされて婚約したのに婚約指輪を返して婚約破棄までしたけど結局は結婚した。。。

旦那の話では私と初めて会った場所はシドニー空港のチェックインカウンターの近く。

私の記憶では同じフライトをした関空⇆シドニーの機内。

その頃、私も旦那も国際線をフライトするCAとパイロットだった。

その日、私のロスター（スケジュール）はスタンバイ＝誰かが病欠したら代わりに飛ぶ。スタンバイって本当に嫌だった。。どの路線に呼ばれるのか全く分からないから、冬の場所へ呼ばれたら冬服、夏の場所へ呼ばれたら夏服って具合にパッキングするスーツケースの中身が変わるわけ。。。しかも呼ばれて2時間以内に空港行かなきゃいけない。。。

その日、私が呼ばれたのは関空フライト。。これまた朝３時過ぎに電話が鳴り出して

『Hi Reiko,今日は関空飛んでね！集合時間は○時だからよろしく〜〜〜！じゃ、良いフライトをね！』

って具合にハイテンションで飛ぶ先を告げられるわけ。。。

日本にフライトできるのは嬉しい限り。でも、この朝一って無理なの〜〜。ヘナヘナ起き出して、シャワー浴びて、メイクして制服着て、タクシー呼んで空港へ。それでも低血圧な私は頭が回転してない。

空港へ到着しスーツケースを預けるためにチェックインカウンターへ向かって歩いていた。もちろん超不機嫌。わざとじゃないよ。でも、低血圧の私にとっては誰にも話しかけてほしくない魔の時間帯なの。。業務中しかニコニコできないすっち〜はこの私です笑

そこへ旦那が出会し

『同じフライトに乗務するCAの子がいる！』って思って私に話しかけたらしい。

『おはよう〜〜！！元気？』って。。

そしたら、すっごい勢いで無視されたらしい。。。

だから、それが旦那にとっては私と初めて会った時になるわけ。最悪の出会い。。

私にしてみたら話しかけられた記憶すらないわ笑　朝って悪気はないけど、本当に何も聞こえない。。。

私はそのまま自分のスーツケースをチェックインカウンターで預け、コーヒー買ってパイロットとCAが集まるクルールームへ！

そこで、その日に飛ぶ全員が顔合わせ兼ミーティングをするんだけど知ってるクルーもいれば知らないクルーもいるわけだから、とりあえず挨拶をする。

で、私の中では初めて旦那に会ったから

『初めまして！今日のフライトよろしくね！私、コクピットのキッチン担当するReikoです！』

くらいは言ったと思う。そしたら他のパイロット2人と大笑いしてた。しかもその日のフライトのキャプテンは女性。

シドニーから関空飛んで、関空に２泊くらいステイして帰りは夜便。夜便て静かで好きだったな〜。

食事のサービスが終わると電気が消えてほとんどの人が寝て、やっと自分の時間になるから雑誌読んだりストレッチしたり。

そんな時に旦那がコクピットから出てきた。そこで話した記憶からはちゃんとある笑

シドニー帰ったら何日休み？休みは何してるの？あのパブに飲みいこうよ！って具合。

行き先パブだし全然デートの誘いっぽくもなかったから、普通にパンツ履いて飲みに行っちゃったわよ！同僚と休みの日に飲んでご飯するって感じで。

まあ出会いはそんなだけど、どんな方向に進むかなんて分からない。お互い国際線飛んでたから休みもほとんど合わなかったし、仕方ないからよく同じフライトしてたな。一緒にフライトして現地に着いたら帰りのフライトまで自由行動だから一緒に過ごすという具合。もしくは、自分がフライトから帰ってきたら旦那がフライトに出かけるからそのままついて行ったりとか。

おかげでパスポートのスタンプが凄まじいことになり、どっかの国行くたびに麻薬の売人に間違えられたりしてた笑

そんなこんなで、フライトしていたころはシドニーに住んでたけれどシドニーにほとんどいないような生活していたからシドニーのことあまり知らなかった。。。

今頃になって初めてアウトレット行ったりとか近場のビーチ行ったりとかコリアンタウン行ったりとかしてる。。

『え〜〜〜、そんなのシドニー1年目の人がやることだよ！』

ってよく笑われる。

まあ、だから何事もタイミングよ〜！こんな出会いでも結婚したりするわけだから！